TOEICで得点を伸ばすために必要な要素は3つあります。
- 単語力
- リスニング力
- リーディングスピード
文法はどうするんだという声が聞こえそうですが、日系企業勤務の社会人の平均点は500〜600点と言われています。2018年の団体受験を受けた新入社員の平均点は489点でした。
つまり、社会人の多くはTOEIC500点を取る程度の文法力があるということです。このレベルになると文法をやり直すよりも上記の3つの能力を磨く方が省エネで得点を伸ばすことができます。
文法はぼちぼちやりつつ、「単語力」「リスニング力」「リーディングスピード」を鍛えていきましょう。
それでは具体的な方法を紹介していきます。
1. 単語力を鍛える
短時間で単語力を鍛えるのに有効な方法は2つあります。
「キクタン」と「mikan」
「キクタン」は超有名な単語帳です。
https://ec.alc.co.jp/lp/series/kikutan/
「TOEIC TEST SCORE 800」か「990」のどちらかを使いましょう。
「800」だと意外と知っている単語もあったりして効率が悪い気がするので「990」の方がおすすめです。
「mikan」はAppストアの教育カテゴリ1位を獲得した実績を持つ優秀な英単語学習アプリです。
http://mikan.link/#mikan
無料なのでとりあえインストールしておきましょう。
これら2つを通勤時間などの隙間時間にやることが大切です。
単語力がないとリスニングは太刀打ちできませんし、リーディングも厳しいでしょう。
逆に言うと、単語力さえあれば多少文法が怪しくてもなんとかなってしまいます。こんなこと言うとちゃんとした英語の先生には怒られそうですが、点数を伸ばすという目的においてはまずは単語力でゴリ押すのが最も効果的です。
2. リスニング力を鍛える
海外ドラマをみるとか英語ニュースを聞くとかいろいろありますが、一番オススメの方法は「CNN10」というニュース動画の活用です。
https://edition.cnn.com/cnn10
この動画サイトは英語の勉強にとても便利で重宝しています。
「CNN10」はアメリカの放送局CNNがネット上で配信しているニュース動画サイトで、アメリカの学生向けに政治や経済の話から小ネタまでが10分という短さでまとめられています。
スピードはとても速いですが、ニュース動画なので完全に内容を聞き取れなくてもある程度把握することができてトレーニングにちょうどいいレベルです。
このスピードになれてしまえばTOEICのリスニングはかなり余裕を持てるようになります。
さらに、英語字幕を表示させることができるので日本語に頼らず内容を把握する訓練にちょうど良いです。
字幕が流れるのが早いので速読の練習にもなり一石二鳥です。
寝る前の10分に視聴するという使い方が個人的には好きです。
ポッドキャストでも配信されているのでスマホで通勤中にみることもできます。
英語のニュース番組を見ているサラリーマンとスマホでゲームしているアホなサラリーマンとでは将来的な収入が数百万単位で変わってくるでしょうね。
3. リーディングスピードを鍛える
スピードを鍛えろと言われてもピンとこない方が多いとおもいますが、リーディングスピードを鍛えるには、TOEIC模擬試験集のリーディングセクションを、時間を測りながら解くというのが一番の早道です。
TOEICのリーディングは最近になって分量が増え、時間配分が難しい傾向にあります。
ぶっつけ本番で試験に挑んだ結果、時間配分を誤って最後まで解ききれず、本来正答できた問題を逃す人がとても多いです。
スピードを鍛えるとは、言い換えると問題に慣れるということです。
特にTOEICの場合は慣れが非常に大切で、何も勉強していなくても複数回受験すれば自然と点数が伸びます。
ですが、1回5,000円以上もする受験料をそのために払うのはもったいないですよね。
模擬試験集を買って何度もタイムトライアルを行うのが一番効率の良い方法です。
学習時間は1日15分でOK
基本的には1日おきに1.単語力と2.リスニング力を鍛えるメニューを続けます。週末の時間があるときにリーディング試験時間の75分を確保して問題を解けば十分です。
これを3ヶ月も続ければ500点前後の人はスコアが200〜300点は伸びるはずです。
700点くらいの人も900点を狙えるレベルになるでしょう。
コツコツと隙間時間を活用し、自分のスキルを磨きましょう!