バイクを購入して納車を待つ間って、めっちゃバイクについて調べちゃいますよね。
ライディングジャケットはどれにしようか、ブーツはどんなやつを買おうか、バイク用品をいろいろ物色してしまいます。
ファッションももちろん大事ですが、もっと重要なことは、バイクの盗難対策をどうするかという問題かと思います。
バイクの盗難がどれくらい多いのか、イメージつかないかと思いますが、警察庁の統計資料によると、2017年のバイク盗難件数(認知件数)は、全国で20,184件発生したそうです。
ここ数年でバイクの盗難件数は減少していると言われていますが、1日あたり55.3件バイク盗難が発生したという計算になります。
しろくま
ぺんぎん
というわけで、この記事ではバイクの盗難対策としてどんなグッズを使って、どの程度のレベルまで対策をすればいいのか、バイク盗難発生のプロセスを分析しながら紹介したいと思います!
【Monimotoスマートトラッカーレビュー】追跡タイプのバイク盗難防止装置がおすすめ!配線不要で簡単に設置できるGPS発信機モニモトバイクを盗む犯人はどんな奴ら??
バイク盗難の対策をするためにはまずは敵のことを知る必要があります。
バイクを盗む犯人像は大きく分けて3パターンあります。
- いたずらでバイクを盗む不良少年
- 小遣い稼ぎでバイクを盗むヤンキー集団
- 国外への転売を目的とする窃盗団
この中で、一番厄介なのが3. 国外への転売を目的とした窃盗団です。
窃盗団は資金力があるため、ロックを破壊するための道具は一通り持っていて、さらに盗んだバイクを運搬するためのトラックやクレーンまで装備していると考えるべきです。
こうした窃盗団に狙われてしまったら最後、どんなに頑丈なロックをかけていようが、確実に盗まれてしまうでしょう。
しろくま
ぺんぎん
100%盗難を防止できるという防犯グッズはありませんが、盗難のターゲットにされないように、盗難防止グッズを活用することが重要です。
バイク盗難のプロセス
少し話は変わりますが、マーケティング用語にAIDMAという消費者の購買プロセスを示したモデルがあるのはご存知でしょうか?
バイク窃盗団も実はこれと同じプロセスを踏んで盗難を実行していると考えることができます。
どうでしょうか?
窃盗団の思考プロセスはきっとこのようになっているはずです。
では、バイクを盗まれないようにするためにどうすればいいかというと、窃盗団の思考プロセスが進まないようにするというのがポイントになります!
実行フェーズのActionまで到達してしまったら、どんな盗難防止グッズを使っていようが盗まれます。
本気の窃盗団は重機や大型カッターなんかで一瞬にして鍵やチェーンを破壊してバイクを盗んでしまいます。
したがって、盗もうという気を起こさせないということがバイク盗難防止において重要なポイントになります。
バイク盗難対策で重要な3つのポイント
バイク盗難を防ぐためには盗難のターゲットにならないようにすることが重要です。
そのためには次の3つのポイントを意識した盗難対策をしましょう。
1. 目立たせない、車種を特定させない
バイクの窃盗団はやみくもにバイクを盗んでいるわけではなく、市場価値が高くて需要のあるバイクを狙います。
組織によっては上層部が車種や色、数量を指示して、それを下っ端が集めてくるというような構図になっているようです。
したがって、まずは自宅に置いてあるバイクがどんなバイクなのかバレないように隠すことが重要です。
僕が使用しているのはYAMAHA ヤマハ バイクカバーEタイプというバイクカバーです。
バイクがカウルタイプなので形にあったものを選んでいます。
シルバーなので、黒と比べると熱を反射してくれるのでおすすめです!
たかがバイクカバー1枚ですが、窃盗団が車種を知りたいと思ったら、わざわざカバーの中を見て確認するという作業をしなければいけないので、見逃される可能性が高くなる効果があります。
特に、高級車になればなるほど、バイクカバーで隠すというのは効果を発揮するでしょう。
2. 盗難対策をアピール
バイクを目立たないようにすることに加えて、しっかりと盗難対策していることをアピールすることが重要です。
例えば、ハンドルロックだけのバイクと、チェーンでロックもしているバイクを比べたらどっちを盗もうと考えるでしょうか?
もちろん、無防備なバイクの方が盗みやすいと考えますよね?
しかも無防備にしてあるということは、盗難されると思ってないということなので、盗みに行っても警戒されずバレにくいとみなされ、盗難リストの最上位に入ってしまうのは間違いありません。
僕が使用しているのはヤマハ(YAMAHA) TOUGH LOCK YL-02 スチールリンクロックというチェーンロックです。
太さが22mmの極太スチールリンクなので丈夫で、スリーブに反射材が使われているので盗難対策をアピールできます。
せめてバイクカバーとチェーンの2点は必ず購入して装備しておきましょう。
さらに、ここで重要なのが、チェーンでロックする場合は、「地球ロック」という方法を心がけましょう。
「地球ロック」とは、地面やコンクリートに固定されている丈夫な柱などにチェーンを巻いて固定する方法です。
地面に固定できていないと、鍵のついてバイクごと持ち上げてトラックに乗せられ、簡単に盗まれてしまいます。
バイクは重いですが、複数人で持ち上げるのは割と簡単ですし、トラックに載せた小さめのクレーンでも簡単に持ち上げられてしまいます。
地球ロックは必ず意識しましょう!
3. 盗難工数を増やす
どんなロックでも必ず破壊する方法はありますが、いくつかのロックを組み合わせることで盗難工数を増やし、犯行時間を延ばすことは可能です。
バイクを盗む犯人は、短時間で犯行を終わらせたいと考えるのでロックが複数かけられているバイクは盗めたとしても、盗む優先順位が下がるはずです。
チェーンロックに追加するロックはディスクロックがおすすめです!
コミネ LK-122 リマインダーアラームディスクロックはサイズも小さいので持ち運びに便利です。宿泊用としてもちょうど良くておすすめです。
盗難保険に入っておけば盗まれてもお金は戻る
愛車が盗まれるなんて事態は想定したくありませんが、万が一盗まれた時に備えて盗難保険に入っておけば、ある程度のお金が戻ってきます。
例えば、バイク業界トップクラスの盗難保険・ロードサービス【ZuttoRide Club】の盗難保険は年会費に応じて最大300万円まで補償してくれます!
僕も初年度は盗難保険に入りました。
新車を購入したばかりは盗まれた場合のショックが大きいかと思い、せめてローン返済分くらいはお金が戻るようにと加入しました。
バイクがないのにローンだけ残るのは最悪なので、初年度くらいは盗難保険に入っておくのをおすすめします!
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